アクアリウムが救う?!インフルエンザ対策
2018/12/05
今年もインフルエンザの季節がやって来ました。
さて、このインフルエンザ 対策にアクアリウムが活用できるのはご存知でしょうか。
今回は、アクアリウムを使っての冬のインフルエンザ対策について詳しくご紹介したいと思います。
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インフルエンザとは
まず、インフルエンザについて基本をおさらいして行きましょう。
インフルエンザは、インフルエンザウィルスにより引き起こされる気道感染症です。
風邪の症状に近いところもありますが重篤化することもあり、風邪とは区別して対応をするべき病気です。
インフルエンザは、毎年11月下旬から翌年の3月頃まで感染する方が増え、4月から5月にかけて徐々に減少していきます。
インフルエンザの病原菌となるインフルエンザウィルスはA型、B型、C型に分かれています。
そのうちのA型は突然変異をする事があり、しばしば大流行することがあります。
主な症状として、高熱(38度以上)、頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛や関節痛、咳、鼻水が現れてきます。
また風邪とは違い、症状は強く現れます。
予防
主に予防策としては、まずはじめにあげられるのは、
流行期間前のインフルエンザワクチンの予防接種です。
予防接種は、毎年国立感染症研究所が、予防に効果的なウィルス株を選定し、
各ワクチンメーカにワクチンの作製を依頼しています。
医療機関で流行前に予防接種をする事ができ、
摂取後およそ2週間程度から効果が期待できるとの事です。
健康保険や地方自治体から補助金が受け取れる場合もあり、
かなり手軽に効果が期待できる予防策といえます。
次に、外出の手洗いとうがいです。
またマスクをし、人が多く集まる所に行くことを避ける事などが挙げられます。
加えて、部屋の湿度の調整です。
インフルエンザの感染予防に室内での湿度を充分に保ち、
湿度がを50%~60%にする事が有効とされています。
室内の湿度が、50%を超えるとインフルエンザウィルスの生存率がさがるため、
感染の予防につながると言えます。
適度な湿度を保つためにアクアリウムの活用を!
アクアリウムは、当然ながら水が入っています。
それらの表面から微量ながら常に水が蒸散されています。
これにより、日本観賞魚振興事業協同組合 (http://www.jafa-net.org/)の調査では、容積40立法メートルの部屋に、60cm水槽を設置したところ、およそ湿度が1時間で60%の湿度が67%までに上昇しその後維持され続けたという結果が得られたそうです。
また、熱帯魚の鑑賞を目的としたアクアリウムの場合は、通常冬場は温度を維持するためにヒーターをONにしていて、24~28度程度(鑑賞する生物による)に保たれており、蒸散量は、水温が高いとより蒸散量が増加することから、効果的に湿度を保つ事が出来ると考えられます。
つまり、アクアリウムを始めることで、インフルエンザに対する対策が期待できると言うことです。
アクアリウムの手軽な始め方
これまで説明してきたとおり、アクアリウムはインフルエンザなどの予防に効果を発揮できる可能性があること、外観を見て楽しむ事が出来ることから興味を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
さっそく手軽に始められるオススメのアクアリウムのセットをご紹介したいと思います。
熱帯魚編
生きている魚を水槽の中で飼い、鑑賞して楽しみたいという方にはオススメです。エサをあげたりすることで、魚たちと触れ合うこともできるため、リラクゼーション効果も期待できます。
水草水槽編
生きている魚をもいいですが、何も魚を買うことだけがアクアリウムの楽しみ方ではありません。
水草水槽という方法もあります。
水草だけを育て、輝く水槽の中で揺られる姿を鑑賞することで、
癒されることは間違いありません。
参考文献
国立感染症研究所 インフルエンザワクチン株(2017/2018シーズン)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/2066-idsc/related/584-atpcs002.html
日本観賞魚振興事業協同組合
厚生労働省 「インフルエンザQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html